「リワーク」とか「就労移行支援」ってどうなの?転職も…

「メンタル不調」って、再燃しやすいんですよね…

かくいう僕も、再燃しかけました(というか、してた?)。

その時は退職して、2回目の転職。

いまは、わりとヘルシーに働いています。

で、僕が1社目で「メンタル不調」で休むことになってしまい、復職(結局は転職したけど)するまでに、ワンクッション入れました。

『リワーク』ってやつですね。

他にも、『就労移行支援』とかもあるのですが。

僕は『リワーク』ってのに通ったのですが、結果的によかったな、って思っています。

そんなわけで、あんまり世の中に出回っていない情報なので、記事にしたいと思います。

目次

「メンタル不調は再燃しやすい」のワケ

みんな、『「メンタル不調」が治癒した』=『病前の自分に戻る』と誤解しているんだよね。

でも、じつは、

『「メンタル不調」が治癒した』≠『病前の自分に戻る』

ってこと。

残念ですか?悲しいですか?そうでしょう。

僕もそうでした。

(だから、僕は、元々思い描いていた人生から舵を切って、今の人生を歩んでいるのですが)

でも、これが現実です。

メンタルヘルスマネジメント検定2種の公式テキストP.274にも明確に記載されていますので、引用します。

”(略)また、精神疾患の場合、全く元の状態に回復して職場復帰というケースはそれほど多くないため、復職後の職場のケアが再発を防止するための大事なポイントとなります。(略)”

つまり、残念ながら、元どおりには戻らないっぽいです。

もちろん、昔みたいに元気になる人もいるとは思うけどね〜。

僕自身はそうなっていないので、なんとも言えません。

もちろん、いつかは投薬治療が終了する時期もきますし「寛解」となる時期もきます。

しかし『うつ病』や『双極性障害』とかいう「メンタル不調」って、一生付き合って行く病気であり、「うまくコントロール」しながら、働いて行くということが大事になるんです。

だから、復職後、昔のような自分をイメージして100%のパワーで働くとどうなるか?っていうと、自滅です。

*僕も、復職(転職)して3週間目にこのような状況に陥って2日間の欠勤をしてしまいました。いまはその会社も辞めちゃいましたけど。

あともう一つ。

そもそも、ちゃんと「治癒」していないから

僕は、これが一番深刻な問題なんじゃないかと思っています。

「メンタル不調」で休職し、「心療内科」「精神科」とかのお医者さんにかかって、投薬治療しているとしましょう。

で、症状なんとなくよくなってきて、朝はちゃんと起きられるようになってきた頃に「僕はもう元気になりました、なんだか仕事もできそうです!」とお医者さんに伝えると、大抵の場合は「復職可能診断書」が発行されます。

でも、これってどの程度信頼できるんでしょうか?

そもそも、「もう僕は元気だよ!」っていう自己申告ってどうなの??

お医者さんは毎日何十人という患者さんを見ています。

10分弱の診察で、その人の症状なんて、完全に把握できません。

診察の時に顔色が良く、ハキハキしゃべれていれば「まあいいだろう」と「復職可能診断書」を出してしまうお医者さんもいるわけです。

でも、企業が求めているのは?休職前の元気になってバリバリ働けるあなた(労働力)を求めています。

そんな状態で、復職したらどうなるでしょう?

しかも、根本的な問題(職場環境だったり人間関係だったり、業務過多だったり)を解決ぜずに抱えたままで職場に戻り、100%パワー全開で走り出しちゃったら?

遅れを取り戻そうと120%で走り出しちゃったら?

数週間(1ヶ月くらい)は、気合いで頑張れるでしょう。

僕も3週間は持ちました(繰り返しますが)。

でも、「オーバーヒート」します。

「リワーク」「就労移行支援」のススメ

そんなわけで、「オーバーヒート」はどうしても避けたい。

「会社が求める自分」と「本当の実力どおりの自分」のギャップも埋めたい。

で、ここで利用すべきは『リワーク』という制度です。

(「re」「work」 でリワークだと思うけど)

そもそも「リワーク」とは?

これは、定義はちゃんとあると思いますが、ざっくりいうとこうです。

「うつ病」や「双極性障害」にかかって休職しまったという事実から、回復し復職するにあたっては、患者さんはかなり自信を喪失していて、さらに復職へのハードルをものすごく高く感じてしまっている(実際にハードルは高いのですが)。

そこで、同じ悩みを持つ患者さん同士で集まって、医師・臨床心理士などの専門家の指導のもと、再発防止のための知識・技能を習得し、スムーズな復職を行なっていくための機会・場所です。

ざっくりしてない?

簡単にいうと「仕事のためのリハビリ」ってこと。

実施している団体としては、

・医療機関

・生涯福祉施設

・NPO法人

・地方公共団体や行政機関

など。

こちらのウェブページをみると、より詳しくわかると思います。

あわせて読みたい
日本うつ病リワーク協会 うつ病などで休職する方の職場への復職支援を行う全国の医療機関の集まり。うつ病の復職支援に関する研究活動や啓発活動を行っています。

利用方法は、施設によって様々です。「自立支援制度」を利用しているならば、地方自治体の保健福祉担当部署で手続きをする必要もあります。

また、受け入れ定員にも制限がある箇所がありますので、ご自身の症状、復職期限などと相談しながら、ある程度、戦略的に利用を考えたほうがいいと思います。

もしかすると、かかりつけの精神科にも併設されている場合もあるので、主治医と相談してみてはいかがでしょうか。

「リワーク」を利用すべき3つの理由

①「メンタル不調」についての正しい知識と今後の生きる指針を見つけられる

「精神疾患」についてのレクチャーがあり、かなりの知識を得ることができます。

そもそも「精神疾患」とは何か?というところから、薬物療法の有用性なども説明してくれる場所もあります。

なので「うつ病」や「双極性障害」などの「精神疾患」への誤った理解を正すことができるのです。

じつは、これは非常に有効なことだとされています。

なぜなら「精神疾患」は「脳の機能不全」ですから、「理解」することが重要なんです。

さらに、いろいろな境遇で「うつ病」や「双極性障害」にかかってしまった人と、会話をすることになります。

これがかなり勉強になるんですよね。

こんな考え方もあるんだ〜と日々、学ぶことが多いです。

自分の人生観も変わることもあると思います。

僕は、実はもともとは、他の患者さんとコミュニケーションをとること自体、あまり気乗りしなかったのですが、とても励みになります。

さらに、レクチャーやグループワーク、模擬職場での活動を通して、「うつ病」を再発させにくい考え方を習得したり、仕事への橋渡しもできます。

もちろん「うつ病」や「双極性障害」に関する、知識は図書館で勉強すれば、得ることはできますが、「ほかの人と一緒に」となると、やはり限界があるので、リワークという制度はとても有意義だと考えています。

②企業が求める復職条件をすこしでも満たせるよう、リハビリができる

企業が求める復職条件は様々です。

会社などによってには「慣らし勤務」ができたりして、徐々に負荷をかけていくことも可能な職場もあるようです。

ちなみに、僕の勤めている会社(転職する前の会社)では、そういう制度は一切なく、

(1) 所定8時間勤務に加え20時間/月の残業が可能
(2) 国内出張が可能
(3) 突発的な体調不良による遅刻・欠勤がない

という3条件が課せられていました(戻ってくんなってことかな?笑)。

まぁ、普通に考えて無理ですよね。

リワーク施設によっては、段階的にかなりの負荷をかけてくるところもあります。

もちろん、臨床心理士や主治医の指導のもとでのリワークですから、安心して取り組めます。

そういった意味で、「リハビリ」として「リワーク」を利用する意義は大きいと思います。

ただし、「リワークはあくまでもリワーク」なので、仕事に戻れるだけの「完璧な自分」に戻れるわけではないのですが。

③復職を急かされることなく、焦らずに治療に専念できる

「うつ病」や「双極性障害」の治療には焦りは禁物、とお伝えしましたが、そういった意味でも「リワーク」はオススメ。

なぜなら、自宅療養だけだと「症状が落ち着いたならさっさと復職しろ!」みたいに言ってくる人も会社にいるかもしれませんね。

むしろ、自分自身がかってに焦っちゃうかも…

でも、「リワーク」に通っていれば、それもれっきとした治療(しかも「再発を防ぎ、就労を継続するため」という理由で)です。

だから、その期間も「堂々と(っていいのかわからないけど)」休職することができます。

だって「治療」だし。遊んでいるわけじゃないし。

それに、自分自身の「焦り」も緩和することができます。

やはり、社会と接点がなく自宅療養だけだと、回復しているんだかわからない…と感じてしまいがち。

しかし「リワーク」という緩やかな組織のなかで、徐々に復職に向けてリハビリをしていれば「前に進んでいる」という実感が持てます。

これは、ご自身の精神の安定を保つためにも、非常に有意義です。

また、この期間中に転職のための情報収集も可能ですから。

まとめ

以上、「リワーク」を利用すべき理由を紹介しました。

もちろん、リワークは万能ではありませんし、限界や、場合によっては制限もあります。

「リワーク」の利用にはメリットが多いが、注意点もあります。

就労移行支援は、利用したことがないのですが、のdodaチャレンジのエージェントさんが「あれも結構いいんだよね」って言ってました。

dodaチャレンジ(現在はパーソルチャレンジに名前が変わっています)自体も就労支援サービスを展開しています。
詳細はこちらからどうぞ。

あとはLITALICO(リタリコ)なんかもかなり有名です。

最近では、『アットジーピー【atGP】』で有名なゼネラルパートナーズも、就労支援サービスを展開しています。
転職サービスは僕も利用していますが、参考にしてみてはいかがでしょうか?

「リワーク」よりも実践的に、仕事に直結したいなら、そういうところに相談するもの有りかもしれないなって思います。

あとは「メンタル不調」なら、「障害者手帳をとって転職しちゃうのもあり」だと思うよ。

それはこちらの記事をどうぞ。

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やべっち
平成生まれの二児の父親。 仕事とのバランスを取りながら家族と幸せに生きる父親について研究中。 子育てや20〜30代の働き方について発信してます。新卒の就職先で過労とパワハラでダウンして、躁うつ病を発症。現在はヘルシーに働きつつ、ブロガーとしても活動中。
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