うつ病の経歴や休職歴は転職時にバレるのか?不利にならないのか?【要注意】

今の職場に満足できないから転職したいんだけど、うつ病の経歴や休職歴があって不安です。
転職時にバレるのか不安だけど、隠して転職しても大丈夫なのだろうか。
伝えたら転職が不利になるのだろうか。

こういう悩みがあると思います。

かくいう僕もうつ病(その後に双極性障害に診断が変わりました)で休職したことがあって転職しました。

そんな僕が、みなさんの悩みに答えます。

この記事でわかること

  • うつ病の経歴が転職先にバレるのかどうか
  • 転職時に伝えるべきかどうか
  • うつ病経験があってもうまく転職する裏技

結論:聞かれなければ黙っててOKだが嘘をつくのはNG

対策:普通に転職しないというのもアリ

目次

うつ病の経歴は転職先にはバレません

具体例①うつ病の休職経験はあるが今は復職している場合

転職先にうつ病の経歴や休職の経験がバレることは、まずありません。

例外として後述しますが、直近暦1年以内に休職していた場合は、源泉徴収票の金額や住民税の金額を見た転職先の給与担当者は休職していたことに気づく可能性はあります。
しかし、給与計算についてはどの会社でも最上級のプライバシー情報なので、給与担当者が口外することはまずありません。

よって、転職先の直属の上司や同僚にうつ病の経歴や休職歴があることはバレません。

具体例②うつ病で休職中に転職活動をする場合

休職期間中に転職活動を行う場合も、自分から伝えない限り、転職先に休職中とバレることはありません。
休職中も今の会社に所属していることには間違いありませんから、自分から申告する必要はありません。

ポイント:応募書類の書き方

休職期間であったとしても、その会社の社員であることには間違いないので、履歴書にも「休職歴」を書く必要はありません。

職務経歴書は少し書き方が難しいですが、休職期間中も前後の職歴に合算して記載してしまって問題ないです。
例えば2019年1月からずっと営業部に所属していて、2019年4月〜8月の5ヶ月間で休職した場合も「2019年1月〜現在:営業部にて法人営業に従事」などと書けます。
ただし、休職中は「人事部付き」になる場合は微妙なところですが、会社から正式な「辞令」が出ていなければ人事異動とみなさずに、元の部署のままで記載して問題ないでしょう。

うつ病の休職歴が転職でバレるケース

転職前:①転職エージェントに伝えた場合

これはすごくシンプルです。

黙っていれば転職エージェントは、病歴や休職歴はわかりません。

ただ、時々「いままでメンタル不調で休職した経験はありますか?」と聞いてくるエージェントがいます。
この時に嘘をつくとまずいということで正直に答えると、当然ながらバレます。

転職前:②転職希望の会社に対して伝えた場合

こちらもシンプルで、選考中の面接などで「いままでメンタル不調で休職した経験はありますか?」と聞かれる可能性はあります。
僕は色々と転職活動をしたことがありますが、そう言った質問はありませんでした。

転職後:①給与担当者が源泉徴収票を見た場合

毎年会社では年末調整の作業があるはずです。その時の提出書類のうち「源泉徴収票」から「もしかしたら休職していたのか…?」給与担当者が気づく可能性はあります。

理由は、源泉徴収票には年間の給与総額などが記載されるため、長期間の休職で収入が少ない場合、不自然に思われるからです。
前職の源泉徴収票は年末調整のために転職先の会社に提出することが一般的ですので、気をつけましょう。

転職後:②同じ病気で休職した場合

こちらは要注意ポイントです。

傷病手当金は、業務外の病気や怪我が理由で働けない時に健康保険から支給される給付金ですね。
転職前の会社で休職した際に、傷病手当金をもらっていて、転職先でうつ病が再発した場合は要注意です。

同じ病気での支給期間が、最初の支給日から暦上で1年6ヶ月以内と決まっています(一部の健康保険組合では3年以内)。
このため、うつ病の再発で転職先で再申請する場合、手続き担当者から受給条件の確認が行われることがあります。

「以前の職場でも、うつ病で休職しましたか?」と聞かれちゃうんですね。

そうすると転職先でもバレます。

が、これも人事や給与担当者だけにしかわからない情報ですし、この周囲の情報は最上級のプライバシーなので、人事や給与担当者から外に漏れることはまずないでしょう。

よって、仮にバレても「重大な詐称」とみなされなければ解雇になる可能性は低いでしょう。

うつ病の経歴は転職に不利になる(転職ほぼ不可能)

具体例①:転職エージェントに対して

圧倒的に不利になります。
というか、即終了ですね。

これは僕の体験談ですが、うつ病発症前と後の両方の時期で転職活動をしていました。

うつ病休職中に転職しようとしていた際、中堅の転職エージェントにメンタル不調で休んだことがあると伝えたところ、面談はその時点で終了。
求人検索のマイページにもログインできなくなりました。

不利になるどころか、転職できなくなります。

具体例②:転職希望の会社に対して

こちらも同様でしょう。

僕は経験はありませんが、容易に想像できますね。

すでにどこの会社も「メンタル不調の社員」を抱えて悩んでいるわけですから、わざわざ「うつ病のリスクのある人材」を採用しないでしょう。

よって、その時点で先行終了ですね。

うつ病の経歴は転職に不利になる実体験&友人の例

うつ病が転職に不利なった:自分の場合

先ほど書いたように、中堅の転職エージェントにメンタル不調で休んだことがあると伝えたところ、面談はその時点で終了。求人検索のマイページにもログインできなくなりました。

結構シビアですね。

ただ、内定が出たあとの確認面談などでうつ病歴が発覚して内定取り消しなどがあっても面倒なので、時間の無駄にはならなかったと前向きに考えています。

うつ病が転職に不利なった:友人の場合

うつ病で休職していた友人が、うつ病であることを隠して転職活動をしていました。

エージェントから「メンタル不調の経験はありますか?」と聞かれて「ありません、元気です」と嘘をついて転職活動をして内定までもらえたそうです。
が、友人は後からバレて揉めるのが怖くなり、内定辞退してしまいました。

その友人は結局は復職して、なんとか頑張っています。

うつ病で休職経験があるなら、障害者手帳を取得して転職するもアリ

これは考え方次第ですが、障害者雇用の求人を狙うのはかなりおすすめです。

法律で企業は社員の一定数で障害者を雇用しなければならないと決まっています。
その一定数の障害者を確保するために企業が設定している採用枠が「障害者雇用の求人」です。

「うつ病だけど障害者じゃないし」と思ったあなたに朗報?ですが、うつ病でも一定条件を満たすと「精神障害者福祉手帳」という障害者手帳を取得することができます。

この手帳があれば「障害者雇用の求人」に応募することができます。

「障害者雇用の求人」の良いところ

  • うつ病の経験や休職歴を隠さなくていい
  • 転職先に病気について配慮してもらえる

僕がお勧めする3つの転職方法をご紹介します

転職エージェント「dodaチャレンジ」を利用する

転職大手エージェントのdodaで有名なパーソルキャリアが運営している dodaチャレンジ は「障害者雇用求人特化の転職エージェント」です。

僕はここで1回目の転職を経験しました。
メーカーの技術職から広告代理店の総合職に転職し、年収はほぼキープでした。ざっくりいうと20代後半で400万円くらいですね。
転職先は残業と社内政治が多かったので結構ハードでしたが、ガッツリ稼ぎたいというマッチョな人には非常に良い会社だったかな、と思っています。
僕は、病気が完全に回復していなかったので1年で退職しました。

障害者雇用特化型アットジーピーatGP

この アットジーピー【atGP】 は「障害者雇用求人特化の転職エージェント」です。障害者専業で、かなりのノウハウのある会社です。

僕はここから転職はしませんでしたが、かなり多くのスカウトメールがきます。
最近は大手マーケティング会社や外資系コンサルなどの案件も紹介してもらっています。

ただ、休職中だと案件紹介が非常に少ないという注意点があります。
休職中だけとそのまま転職したいなら、dodaチャレンジ がおすすめです。

ハローワーク

穴場なのがハローワークです。

「ハローワークってショボい求人しかないんじゃない?」って思いがちですよね。僕もそう思っていました。
ただ僕はハローワークで2回目の転職をしました。
障害者雇用について言えば、かなり「オイシイ」求人もあります。
外資系運輸企業に転職できまして、現在も働いています。

海外の会社だけあって「残業NG、休日出勤は持っての他、有給消化は当たり前」というかなりヘルシーな職場。

転職エージェントのように「転職してください!」というガッツいた感じがないので、時間をかけてゆっくり検討したい人にはおすすめです。
ただ、専属のエージェントがつくわけではないので、連絡のやりとりやフォローの面では先ほど紹介したdodaチャレンジ アットジーピー【atGP】 に負けてしまいます。

障害者手帳を取ることのメリットデメリット

「いや、障害者手帳の取得ってなんかハードル感じちゃうな」とか「気持ち的になんかちょっと」という人がいるかもしれませんので、メリットデメリットを紹介しますね。
詳細は別の記事をご覧ください。

結論から言うと、メリットが多すぎて取得しないのは損です。
割り切って取得して良いと思いますよ。

メリット① 障害者雇用の求人に応募できる

先ほど紹介しました。

メリット② 税金が安くなる

結構安くなります。

メリット③ 映画や飛行機が安くなる

映画は同伴者含めて1人1,000円ですし、航空券は正規料金の4割引きくらいになります。
ディズニーランド・シーも安く入れますし、ほとんどの美術館・博物館・動物園はタダになります

メリット④ 保育園に入りやすくなる

保育園の選考のときのポイントが高くつくので、保育園に入りやすくなります。

デメリット① 気持ちの問題

どうしても「障害者」ってのに抵抗がある…。
これは致し方ないですね。

デメリット② 持ち歩くいて誰かに見られるのが嫌

知人にはわざわざ「障害者手帳持ってるよ」なんて口外していない場合、手帳がチラッと見えたりするとちょっと気になっちゃうかもしれませんね。
2020年10月以降は東京都でも、手帳が「カードタイプ」のものが登場しました。免許証やマイナンバーカードのようなカードで財布に収納できるので、持ち歩きはだいぶ楽になったともいます。

デメリット③ 主治医の診断書が必要&値段が高い

手帳の申請には主治医の診断書が必要です。
僕は11,000円かかりました。
ちょっと痛い出費です。

うつ病がバレないように…そんな罪悪感なくヘルシーに働きつづけるために

僕は障害者雇用として2社で働いています。
どちらの会社も病気を隠さずに働くことができるので、安心します。
実際に、病気をコントロールするのは自分ですし、過度にサポートを期待するのは禁物だとは思います。

ただ「罪悪感なく働き続けられる」「もしもの時に会社に頼れる」ということから、うつ病の経歴や休職歴がバレないようにビクビクしなくていいんですね。

これって、思っている以上に精神衛生上よいことだと実感しています。

ここで行動するかはあなた自身にかかっています。
ただ、dodaチャレンジ であれば障害者手帳の申請途中であってもエージェント面談はしれくれるので、話を聞いてみるのはアリかもしれません。

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やべっち
平成生まれの二児の父親。 仕事とのバランスを取りながら家族と幸せに生きる父親について研究中。 子育てや20〜30代の働き方について発信してます。新卒の就職先で過労とパワハラでダウンして、躁うつ病を発症。現在はヘルシーに働きつつ、ブロガーとしても活動中。
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