【勉強時間と勉強方法】コスパ良い資格の法人税法能力検定1級

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2020年はコロナウイルスの影響で雇用がかなり不安定な時期でした。
非正規雇用者だけでなく正社員の早期リストラなど、会社員として不安なニュースが後を立ちませんでしたね。
そんななか、やっぱり仕事をしていくには「資格という武器」が欲しいという気持ちはすごくよくわかります。

僕は、エンジニア→人事職→経理職とジョブチェンジをしてきましたが、「資格という武器」か転職の時にかなり有利に働きました。

たくさんある資格のうち、経理や人事などの事務職に人気の資格として「日商簿記」がありますね。
「日商簿記」は本当にコスパが良い資格なので、取得はおすすめです。
でも「ほかにもっと面白い資格ってないのかな?」って思う方もいらっしゃいますよね。

そんな方におすすめなのが「法人税法能力検定」という検定試験です。

なにそれ?っていうマイナー資格かもしれませんが、主催団体は全経(全国経理教育協会)というしっかりした団体です。
「日商簿記」の次にチャレンジすべきは、こちらの資格なんじゃないかな?と思っています。

もしかすると「そんな資格は取っても意味ないでしょ?」って思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません!

実際、僕はいま現在、外資系企業で経理の仕事をしていますが、「日商簿記」の知識よりも「法人税法能力検定」と「消費税法能力検定」で勉強した知識の方が実務では役に立っています。
合格したことを会社に伝えたら、褒められました。

なので、すっごくおすすめの資格です。

ちなみに、いきなり1級にチャレンジして合格できたので、達成感もかなり味わえます笑

ってことで、この記事ではこんなことがわかります。

  • 法人税法能力検定ってなに?
  • どの級から受験すべきなの?
  • 勉強時間はどれくらい?
  • 勉強方法はどうすれば良い?
  • 注意事項ってあるの?
目次

法人税法能力検定ってなに?

全国経理教育協会のWebページには、以下の通り記載があります。

法人税の基本的な理解のために必要である
・企業内の税務処理

法人企業の中堅経理担当者として必要な、
・税務署への書類作成などの税務処理ができる知識
・実務での応用的税務処理  など
法人税に関する計算を問う検定試験です。

とのこと。

企業の経理担当者として必要な、法人税に関する知識について学習することができるんですね。

試験日時

2020年度のスケジュールは以下の通りです。

第104回 2020年10月25日(日)全国一斉
第105回 2021年 2月 7日(日)全国一斉

法人税法能力検定試験時間
1級 13時00分(90分)
2級 9時00分(60分)
3級 13時00分(60分)
※試験会場によっては、開始時間が異なる場合がありますので、ご注意ください。

受験料金

1級 3,500円
2級 2,700円
3級 2,300円

合格基準

100店満点で70点取れば、合格できます。

ちなみに、完全記述式です。日商簿記とおんなじですね。

受験するならいきなり1級がいい

協会としては、下位級から順次、受験するのを勧めていますが、僕個人的には1級をいきなり受験するのが良いと思います。

というのも、この試験、僕が受験した第103回の試験の合格率をみると…

1級2級3級合計
受験申込者(人)5554885111,554
実受験者(人)3873804361,203
合格者(人)310248389947
合格率(%)80,1065,2689,2278.72

1級でも合格率は8割を超えています。

他の回を見ても、大体どの級でも7割程度の人は合格しているんですね。
もちろん、しっかりと対策しないと合格はできませんが、逆に「しっかりと対策すれば合格できる」ということですね。

そして、かなりマイナーな資格なので、もし履歴書に書くなら「1級じゃないとインパクトが足りない」から。

だから、時間をかけて3、2級から受けるよりも、いきなり1級が良いと思います。

そしてさらに、3、2級と比べて、1級は細かい論点は出題されず、ワンパターンな総合問題が出題されます。そういった意味でも、対策はたてやすいのかな、と。

勉強時間はどれくらい?勉強方法は?

僕は2ヶ月間、トータル50時間程度の勉強で一発合格できました。

勉強方法ですが、過去問題集は必須です。

これは、残念ながらAmazonや楽天ブックスでは販売されていません。
基本的には全国経理教育協会のWebページから購入するしかありません。
僕はあんまりお金払いたくなかったので、メルカリで1,500円で購入しました。
タイミングよく帰ると良いのですが、あまり出回っていないので、さっさとウェブページから購入したほうがいいですね。

詳しい勉強方法はこちらの記事で紹介していますので、ご参考ください!

演習用の問題集は出ています。
こちらをベースに勉強してみるのも良いでしょう。
僕は、職業訓練で法人税法3級のテキストをもらったので、それを元に勉強しました。
1級受験するけど、3級のテキストで十分でした。

なにかしらテキストは必要だと思うので、市販のものを使用するなら、こちらが良いでしょう。

注意事項!申し込みが非常に大事

実は、この試験は申し込みがとても大事でして、というのも、先ほどの表をみて分かる通り受験者数が非常に少ないんですね。
つまり、受験会場も非常に少ないわけ。

受験申し込みが始まったら、すぐに申し込まないと、希望の会場が埋まってしまうっていう事態が発生するのです。
僕は、受付開始日に申し込んだので、すべての受験会場を選べたのですが…選択できたのは以下の4箇所のみ。

  • 東京:池袋の専門学校
  • 東京:高田馬場の専門学校
  • 千葉:本千葉の専門学校
  • 神奈川:大和の専門学校

なので「受けたいのに受けられない!」という事態を避けるために、受験するならさっさと申し込みましょう。

申し込みは、全国経理教育協会のウェブページから直接可能で、クレジットカード払いもOKです。

補足情報:試験当日の準備

特別な準備は必要ないのですが、電卓は忘れずに持っていきましょう。

「検算機能のあるものは不可」とありますが、僕が受けた会場では、電卓チェックはありませんでした。

消費税法と法人税法の2科目を同時受験する場合、お昼を挟むのですが、結構時間がありません。
午後の試験の説明時間を考えると、昼食が取れるのはせいぜい20分くらい。
お昼ご飯はちゃんと持っていきましょう。

まとめ:マイナーだけど取っても受験する価値あり!

法人税法能力検定は、わりとマイナーな資格ですが税金に関する情報を勉強できますし、実務でも応用できます。
何よりも、勉強に対するリターンが大きいので、受験の価値があります。
この記事を読んでくださった皆さん、ぜひ「いきなり1級を受験」チャレンジしてみてください!

勉強方法はこちらの記事で紹介しています。


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やべっち
平成生まれの二児の父親。 仕事とのバランスを取りながら家族と幸せに生きる父親について研究中。 子育てや20〜30代の働き方について発信してます。
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