flier(フライヤー)という、本の要約サービスの存在をご存知でしょうか??
読書が好き!という僕ですが、仕事をやりつつ、家のこともやりつつ…とかやってると、なかなか読書時間って取れなかったり。
でも、本を読んでインプットは続けたい!という人におすすめのサービス、flier(フライヤー)について、実際に使ってみた感想も踏まえて、ご紹介したいと思います。
flier(フライヤー)ってどんなサービス?

「読者体験を豊かにするディスカバリーサービス」と銘打っているのですが、要するに「ビジネスやスキルアップにつながる書籍の内容をギュッと圧縮してくれてるサービス」ってこと。
つまり、本の要約を読めるってわけですね。そのまんまですが笑
ビジネス書などが多くを占めていますが、毎日1冊のペースで、新しい書籍の要約がコンテンツとして追加されていきます。
すでに数千冊のコンテンツがあるので、なかなかの量だとは思います。
これらの要約は、プロのライターさんがうまーくまとめてくれているので、なかなか読みやすいものになっています。
flier(フライヤー)のうたい文句としては「10分で1冊の本が読める」ということ。
なかなか面白いサービスですね。
よく、新聞や雑誌に、書籍紹介コラムがあったりしますが、それのウェブ、アプリ版のサブスクリプションって考えれば間違い無いですね。
どんなジャンルが多いの?

ビジネスマンのスキルアップや教養力アップを狙っているので、ビジネス書が多いです。
それ以外にも、本屋さんで平置きされている「今旬の本」が多くセレクトされている印象。
というものの、古典的な本の要約も登録されているので、その幅の広さは驚きです。
流石に、小説の要約はほとんど見かけませんが、エッセイなんかもあるので、ただのスキルアップだけでなく、教養としての読書にもいいかもしれません。
ヴィクトール・フランクルの「夜と霧」っていう古典的名著なんかもあったりするのが意外です。
利用料金はどれくらいかかるの?

プランは3種類です。
フリープラン(月額0円)
シルバープラン(月額550円)
ゴールドプラン(月額2200円)
このうち、フリープランは、会員登録をするだけでOKというもの。
数千冊ある要約コンテンツのうち、20冊程度が無料公開されているので、それを読むことができるっていうプランです。
無料公開コンテンツは月に2冊程度更新されるそうなので、年間で読めるのはせいぜい40冊ってところでしょうか。
シルバープランは無料公開コンテンツに加えて、月に5冊まで、有料コンテンツを読めるというもの。
1冊あたり110円でしょうか。
ゴールドプランは、すべてのコンテンツを閲覧することができます。要約は数千冊あるので、自由気ままに、読みたいものを読むことができます。
ぶっちゃけ、シルバープランは中途半端です。
1冊10分で読めるコンテンツを5つだけ。
月に30冊のコンテンツ追加があるのに、5冊しか読めないなんて、ぶっちゃけショボイですよね。
僕は、お試しでシルバープランも考えましたが、いきなりゴールドプランを契約しました。
月2200円で読み放題です。
ゴールドプランってどうなの?
僕は考えた結果、ゴールドプランを契約したわけですが、結果的にそれで正解でした。
というのも、「要約なんてあっという間に読み切ってしまう」ということ。
うたい文句は「10分で1冊の本」ですが、さっと読んでしまうと、モノによっては5分ちょっとで読めてしまいます。
片道の通勤電車で、さくっと2,3本は読めてしまうんですね。
そうすると、往復の通勤で5本に達しちゃうわけ。
そうすると、シルバープランの上限である5本を消費しきっちゃう。
だから、シルバープランは中途半端だし、やめたほうがいいかな、という感想。
反面、ゴールドプランは2200円かかるけど、無限に読めます。
平日の通勤時間で1日5冊読むんだったら、月に100冊とか行っちゃう勢い。
僕自身が、その勢いなので…きっと、契約を検討している人も同じような感じになるんじゃないかなと思うの。
ってことで、ゴールドプランはいいと思います。制限がないってのが、いいですね。
読書の代わりになるのか?

ここが一番気になるところ。
2200円払って、本の要約を読めるってことは、本を買うことの代わりになるんじゃないの?って思ったり。
僕もそんなことを考えました。
が、ちょっと誤算…
要約はとてもよくまとまっていて、読む価値はあると思います。
僕自身、毎日5本くらいのペースでガリガリ読んでいますし、とっても読みやすいなーと思っています。
ただ、やはり「要約はあくまでも要約」であり「二次情報」なんですね。
本を読むことで得られる「学び」は少ないかもしれません。
とはいえ、自分の場合、「書籍としてフルで読んだ本の内容をちゃんと覚えているか?」と言われると、、、そんなことはありません。
一概に、「本は通しでしっかり読むべき」とは言い切れませんが、フライヤーで読めるのは、あくまでも要約なので、そこはしっかり押さえて置きましょう。
ほかにも、「本編では10のメソッドが紹介されていますが、ここではそのうち2つを要約にて紹介します」的なことが多いです。
やっぱり、本を読むことの代わりにはならないかもしれません。
使い方をしっかり考えよう

じゃ、フライヤーなんて、意味ないの??
って思うかもしれませんが、そんなことはありません!
まず、10分弱という短時間で「この本は一体どんな内容なのか?」というポイントをさらえます。
そして「いまはどんな本が流行っているのか?」ということも、ある程度はおさえられます。
この二つはかなりのポイントです。
どちらも、こまめに書店に足を運べば手に入る情報です。
店内を歩き回って、平置きされている本を見れば、トレンドは分かります。
本を手に取って、目次を見て、さーっと読むと、10分弱でどんな内容の本なのかは、ある程度は予想がつきます。
でも、なかなか書店に行くなんて難しかったりしますよね。
これが、通勤電車のスキマ時間でできてしまうってのは、とってもアドバンテージがあること。
そういった意味でも、とてもいいサービスだと思います。
そして、もう一つ、とても重要なこと。
「買うべきではない本のスキミングが可能」ということ。
本屋さんって、無限に本があるわけで、その中でどの本を読んだらいいのかって、難しいですよね。
僕自身も、あんまり面白くない本を買ってしまったものの、払った2000円が惜しくて、最後まで頑張って読む…という不毛な戦いをした経験は幾度もあります。
きっと、みなさんもそういうことってあると思うのです。
そういう経験は、かなりの確度で減らせるんじゃないかなと思います。
10分で要約を読んで「この本は面白そうだ!買ってみよう!」とか「見た目はおしゃれで帯も素敵なコピーが書いてあるけどいまいちだな…」とか、そういうことがわかってきます。
月に2200円払って、(自分にとって)買ってはいけない本をはじくことができるってのは、人生にとって、すごくいいことかも。
音声再生機能が地味に嬉しい
実は、スマホアプリからだと、要約の音声再生が可能です。
iPhoneの場合、Siriの読み上げ機能を使っているようですが、読み間違いはほとんどないので、内容はほぼすべて入ってきます。
これだと、混雑した電車の中でもインプットができるで、とってもおすすめ。
まとめ フライヤーは意味があるのか?
僕は、flier(フライヤー)は素晴らしいサービスだと思います。
スマホに無限の本棚が手に入った気分ですね。
ただ、要約はあくまでも要約。
読書の代わりになるかというと、正直微妙なところですが、フライヤーを契約する目的をしっかりとおさえていれば、とっても有意義なサービスにできると思います。
悩んでいるなら、試してみてはいかがでしょうか??