クラウドソーシングって、結構前から流行っている。
ちょっと前に「沸騰ワード10」っていうテレビ番組で「主婦がスキマ時間にどれだけ稼げるか?」的な企画もやっていたので、もはやみんな知っていることなんだと思う。
僕が使っているランサーズも、最近ではテレビCMも打っている。
この前、仕事で訪問した「総務・人事・経理ワールド」っていうエキスポでも、ランサーズはかなりの大型ブースを構えていた。
それくらい、クラウドソーシングって一般的になってきたんだと思う。
(もしかしたら、これは東京に住んでいるから感じるのかもしれないけど…)
クラウドソーシングってなに?稼げるの?

いわゆる、お仕事の外注携帯の一つなんだけど、外注先が馴染みの業者ではなく、インターネット上で繋がった相手(業者だったり個人だったり)というようなイメージ。
何かしら得意分野を持って、それを活かして仕事をしたい人や、スキマ時間に簡単な作業をしたい人がクラウドソーシング会社に登録する。
そして、お仕事を任せたい人や業者が、仕事や作業をクラウドソーシング会社に登録された個人にお願いするようなプラットフォーム。というイメージ。
すごくざっくりいうと「仕事や作業のメルカリ」みたいな感じ。
有名どころだと、
■ クラウドワークス
■ ランサーズ
■ クラウディア
なんかがある。この記事は、サイト比較・広告記事ではないので、それぞれの使い勝手には言及しないけれど、どれも似たような感じなんだと思う。
僕は何となく「クラウドワークス」と「ランサーズ」に登録しているけど、メインで使っているのは「ランサーズ」。理由は「ランサーズ」って響きが何となくかっこいいから。
今僕は(2019年7月時点)会社に勤めているから、本当は副業はダメなんだろうけど(就業規則にも書いてある)ゴールデンウィークが暇すぎたので、ちょっと単価の高い案件にチャレンジしてみた。
稼げるのかな?って。
特別な知識や技能がないと難しいって本当?
本当でもあるし、本当ではないでもある。
どっちやねん!?
って感じだけど、単価の高い(割りのいい)案件をこなして、ガッツリ稼ぐとなると、それなりの得意分野はあったほうがいいと思う。
それこそ、IllustratorやPhotoshopが使えればメディア・デザイン系の仕事を狙えるかもしれないし、プログラムを組む頃ができるのならソフトウェア開発なんかの仕事も狙える。
そういう案件は、1件で数万円、というのもザラなので、やっぱりある程度の専門的な知識・得意分野はあったほうが有利かもしれない。
ただ、簡単な作業(ランサーズで言えば「タスク」)もたくさんある。
それこそ「アンケートに答えるだけ」とか「キーワード検索して引っかかったサイトを報告するだけ」とか、誰でもスマホで簡単にできる作業もある。
こういうのだけでやっていくとなると、ガッツリ稼ぐのは難しいかな。
僕も「タスク」をやったけど、15分で108円とかいう、時給換算でとても残念な金額になってしまったので。
とは言え、外に働きに出るのが難しい主婦(夫)や、ちょっとしたお小遣い稼ぎ、通勤時間のゲームの代わり、と考えれば悪くはないと思う。
そんなわけで、「特別な知識や技能が必要か?」と問われると、「どれぐらい稼ぎたいか?」ということベースに考える必要があるかな。
ただ、幅広く案件はあるので、誰でもできるよ!ってこと。
意外と重宝される能力

僕はランサーズで稼ぐまで全然意識していなかったけど「わかりやすくまとめて書く技術」というがあるらしい。
(このブログの記事がわかりやすいかは別として…)
そしてこの「わかりやすくまとめて書く技術」というのは「ライティング技術」というらしく、案外重宝されるということがわかった。
僕は「コピーライティング技術」っていうのはイメージがあったけど、単に「ライティング技術」っていうのも重宝されるんだな、と驚いた。
だから、本業(学業もあるかもね)で書くことが多い人なら「ライティング技術」を活かした仕事を受注することはできるかもしれない。
もちろん「英語ライティング技術」があれば、なおいい案件に巡り会えるかもしれないけど。
そう言えば、『クラウドソーシングが流行ったせいで、従来の「翻訳家」の価値が一気に下がった』的なことを佐藤優氏が著書の中で説明していたのを思い出した。
2019年5月〜6月で稼いだ金額

僕の奥さんは病棟の看護師の仕事をしている。だからゴールデンウィーク(2019年は11連休だったけど)も関係なく仕事。僕は普通?の会社員なので、当然に連休。
とても暇。
旅行とかに行きたいけど、混んでて高いし、子供がいるから大変…
ってことで、家でおとなしくしていたわけだけど、何もしないと何だか勿体無いので、ランサーズでちょっと稼いで見ようと思った。
【稼げた金額 結果】
ゴールデンウィークに開始して、納期が後ろにずれたり、連続発注があったりとで、作業期間は6月初めまでずれ込んだけど、実質1ヶ月。それも土日祝日のみ。
■ ブログの代筆(15記事):5,184円
■ エネルギー関係の記事のアイデア提供:5,400円
■ エネルギー関係の記事執筆(2記事):21,600円
合計:32,184円(システム手数料差し引き済み)
悪くはない。
そうだ、土日に片手間で3万円稼げるなら、悪くはない。
「エネルギー関係の記事」って確かにハードルは高そうに感じる。僕は理系の大学院を修了しているか、抵抗がなかったのかもしれない。ただ、専門分野とは全然違う記事だった。
だから、基本的にはインターネットで情報をかき集めて、「それっぽく」「わかりやすく」書く、ということをしただけだ。
だいたい1記事あたり6時間くらい。
悪くないよね。
副業としてアリかナシか?
僕はアリだと思う。もちろん「15分で108円」みたいなことをやるくらいなら、昼寝してたほうがいいかもしれないけど、3万円稼げるならありかな!みたいな温度感。
それは人それぞれだよね。
そりゃ、大きな会社の部長夫人、みたいな人にしたら、ナシだとは思うけど。
お金以外に得られたこと

さっきも書いたけど、自分でも気づいていなかった重宝される技術って、実はあったりするんだよね。
僕だったら「ライティング技術」ね。
(このブログの記事がいい感じどうかは置いておいて)僕は書くことが好きなので、とても楽しかった。
そして「自分の技術って6時間10,000円で売れるんだ(正確には発注者は手数料分を割りまして払っている)!」ということを実感できるということ。
いわゆる「自分の市場価値」を知ることができたということ。
会社勤めだと、どうしても自分の能力の価値ってわからなくなりがちだよね。
もちろん、会社員・組織員として働くということは「会社や組織の名前を借りて」仕事をするわけだから、自分の能力もへったくれもないんだけれど…
でも、こういう開かれた市場みたいなものがあると、自分って案外いけるんじゃね?みたいな思いも芽生えたりするわけで。
そいういうものを得られた。
もちろん、2019年6月頃に、法整備に際して「副業はワーキングプアを招く」的な指摘もあったし、それは事実だと思う。
そこは、自分がクラウドソーシングとどう付き合うかというところだと思うんだよね。
賢く行きていきたいね。