息子は2019年2月時点で、2歳3か月になります。
僕は「子供にYouTubeなんて見せるのは絶対反対、スマホやタブレットを渡すなんてもってのほか」という思想の持ち主です。
それは今でも変わりません。
状況が変わったので、こちらの記事もどうぞ↓


YouTubeの力を借りる

しかし「オトナの事情」という名目で、息子にはYouTubeなりを見ていてもらわないと困る時があるよね。
飛行機や電車での移動など、公共交通機関を利用する時なんてそう。
車移動なら、どんなに騒いでも、他所様に迷惑をかけることはありません。
でも、やはり飛行機や電車だとそうはいかないんですよね。
特に飛行機。
そう簡単には(というか確実に)途中で降りることは許されない。もちろん「ギャレーに逃げ込んであやす」という手も取れるが、いつもできるとは限らない。
そんなオトナの事情で、YouTubeを使うということが、イマドキは普通なんだと思う。
では、我が家はどうかというと。
家の中で泣き叫ぶ息子。
息子と対峙する父親。
仕方なく、YouTubeを見せる。
なんと罪深いことに、我が家のテレビではYouTubeが観れてしまうんです。
J:COMというやつが入っているため、オンデマンドチャンネルさながらにYouTubeが観れてしまうんだ!
その後、Amazon FireTVを入れています。
そんなわけで、1年前には息子のYouTube生活が始まってしまった。
何を見せたか?
そこが問題です。
息子は電車が大好きだ。
当時、妻の職場併設の保育所に預けていたため、毎朝電車に乗っていたというのもあると思います。
そして、男の子は、大抵乗り物が好きですり
そんな状況なもんで、息子は1年前から電車が大好きです。
話を戻します。
YouTubeで何を見せたか、です。
「電車が通過するだけの動画」です。
駅に設置した定点カメラで、通過する電車を撮影している。
ただ、それだけの動画です。
YOUTUBERがコメントを添えるでも、テロップを入れるでもない。
ただただ、電車が通過するのです。
息子は、キャッキャと喜んで見ています。
オトナとしては、大変助かる動画なです。
(ちなみに、再生回数は数十万回を超えているので、一定の需要はあるのだろう)
そんなわけで、息子のYouTube電車動画ライフが始まってしまいました。
ハイパーリンクの罠

YouTubeには「関連動画」を表示する機能がある。今や常識です。ただこれが、人間の思考を衰えさせるという代物で、要注意なのだ、ということは重々承知。
だが、人間は弱いもので、この「関連動画」というハイパーリンクにまんまと乗っかってしまう。
僕も例外ではありません。
色々な電車の動画を観ました。親子で。
新幹線も蒸気機関車も。
そして…
「鈴川綾子チャンネル」も。
そう、「鉄道好き芸人の鈴川綾子さん」のチャンネルです。
鈴川さんは、いまは二児の母。
4歳ひたちくん、1歳ときわくんと3人で、鉄道旅行に行った時の紹介や、おもちゃの紹介など、様々な動画も載せています。
鈴川さんだけで、鉄道の試乗会に行ってきた、みたいな動画もあったり。
ホームビデオみたいなものもアップされていたり。
息子はどハマりしました。
僕も。
そして、妻も笑
我が家は、YouTubeと言う名の鈴川家のホームビデオを1年間見続けました。
息子に何が起きたか

僕と妻は、電車に詳しくなりました。
ひたちくん、ときわくんの成長を、親戚のおじさんおばさんのように暖かく見守っています。
息子は、電車にすこぶる詳しくなりました。
そして、口が達者になりました。
そう、言葉が飛躍的に伸びたのです。
そして、電車に絡めて色を覚え始めました。
電車の車両を数えることで、数を数えられるようになりました。
プラレールの片付けも、自分でできるようになりました。
きっと、4歳のひたちくんは、息子にとっての「バーチャルなお兄ちゃん」になったのだと思います。
よく、「テレビでは子供は言葉は覚えない」といいます。
僕もその意見には賛成です。
子供をテレビの前に放置したのでは、言葉なんて覚えるわけがないよね。
我が家では…
YouTube(鈴川家のホームビデオ)を見ながら、家族で会話をしています。
「ひたちくん、大きくなったね!」
「ひたちくん、プラレールナイナイできてるよ!」
「ひたちくん、ご飯ちゃんと食べてるね!」
と。
息子は2歳3か月にしては、かなり口達者だと思います。
比較的、言葉を覚えるのが早いと言われる保育園通いの子供と比べても、遜色ないと思うのです。
きっと、YouTubeも使い方を間違えなければ、教育教材(とまでは行かないまでも)のようには使えるのかもしれません。
少なくとも、「悪影響しかない」とは言えないかもしれません。
ただ、これは「YouTubeはテレビで、しかも家族と一緒に見る」というルールがあるから、かもしれないけれど。
きっと、「タブレットを渡して放置」だと、結果は変わっていたかもしれません。
比較実験はできないし、科学的根拠はないので、なんともいえませんが。
ただ、YouTubeのおかげで、息子は電車に詳しくなり、周辺知識や知恵も身に付きました。
つまり、成長したのです。
これが、1年間YouTubeを見続けた2歳の息子の末路です。
息子4歳になる:問題発生
最近はディズニーやポケモンにハマっています。
妻が仕事で僕がワンオペ の日などは、どうしてもYouTubeに頼るのですが、廃人のように動画を見続けています。
本当はこどもチャレンジとか、ワールドワイドキッズを見てもらえるといいのですが、残念ながらそういう訳にはいかず…。
YouTubeそのものが子供に悪影響を与えてるかは不明ですが、他の「良質なコンテンツ」見る時間が減ってしまうのは考えものです。。。
Amazon FireTVだとディズニープラスが観れるので、それでディズニー映画をみせることで、何となく大人の罪悪感を和らげています。

