ときどき「島に移住して農業とか、新しいことにチャレンジしてみたいな!」なんて、思うことありませんか?
かくいう僕は、一時期そう思う時期があって、本気で色々と検討しました。
友人が島にUターンして、農業や、それに関連するビジネスを始めると聞いていたので、なおさら『憧れ』とかがあり、やってみたいなって思ったんですね。
で、その時の候補にあがった島が『新潟県の佐渡島』なんです。
他にも『東京都の伊豆大島や八丈島』も考えたんですけどね。
そんなわけで、今回は『佐渡島に移住ってできるの?』とか『農業をやるにはどんなサポートがあるの?』ってことを紹介しようと思います。
新潟県の佐渡島ってどんなところ?

佐渡島はアルファベットの「S」や「Z」のような形をしていて、子供の頃は「このイナズマ型の島って何?」っていっつも不思議に思っていました。
地形的には、南北にそれぞれ山地があり、中央部に平野が広がっています。
島の面積は約855平方キロメートル、日本では東京23区や淡路島、海外ではグアム島やプーケット島の約1.5倍の大きさがあるんですね。
沖縄本島の面積が約1199平方キロメートルなので、「沖縄よりもひとまわりくらい小さい」っていうイメージでもいいかもしれませんね。
佐渡の気候は海洋性なんですね。
つまり、本州の新潟県とはちょっと違うんです。
新潟県なので、冬は『寒い』『豪雪』って印象だけど、佐渡沖を流れる対馬暖流の影響で、雪は本土よりも少ないんです。
だから、佐渡島民いわく「新潟県より過ごしやすい」って。
東京とかよりは、雪は大変そうだけどね…
観光的には『近代遺産の象徴「東洋一の浮遊選鉱場」』とか『佐渡金山』だったり、実はかなり『綺麗な海』があったりと、魅力満点なんですね。
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お魚もお酒もすっごく美味しいらしいです。
人口は約56,000人(平成30年3月末)で、実は昔から様々な産業に携わる人を受け入れてきた『移民の島』的な一面もあるらしい。
そんな感じの佐渡島。
なんかいい感じですよね。
都市圏からのアクセスはどうなの?

東京駅からだと…
新潟駅へ新幹線で、1時間半~2時間
↓
新潟駅から新潟港へ路線バスかタクシーで、15分ほど
↓
新潟港からジェットフォイルで65分
こんな感じで、最短で3時間半ほどかかる感じ。
昔は、『新潟空港ー佐渡空港 の航空路線』があったのですが、今は運休しちゃってるんですね。
滑走路が短くて、大きな飛行機が飛ばせないってのも要因みたい…
東京からだと、そんなに不便ではないのかな、と思います。
大阪からだと新幹線では行きにくい感じがしますが、『伊丹空港ー新潟空港の航空路線』があるので、やっぱり3時間くらいで到着できるみたい。
ちなみに、新潟空港が、東京以外の地方都市とをむずぶ航空路線が結構あるので『全国からアクセスがそこそこいい』っていう印象ですかね。
農業をやる場合のサポートがある

新潟県は、県内で農業に就く(就農っていいます)人向けに、財政的なサポートもしています。
詳細は、新潟県のウェブページを見ていただいた方がいいのですが、就農準備のための資金であったり、経営するための資金などの交付を受けられるんですね。
一例ですが『農業次世代人材投資事業』というものがあります。
そのうちの『準備型』では事業内容 都道府県が認める道府県農業大学校等で研修を受ける者に対して、最長2年間、年間150万円を交付(海外研修を行う場合は1年延長)されます。
また『経営開始型』では、経営開始した認定新規就農者※に対して、最長5年間、年間最大150万円を交付 されます。
年間150万円の資金でどこまでできるのか、というところはありますが、かなり手厚いサポートなのではないかと思います。
ほかにも、経営資金を無利子で融資してもらえる制度もあります。
ここは、要チェックですね。リンクはこちらに貼っておきます。
自治体も移住・創業のサポートをしてくれる

佐渡島は昔から良質な米の産地として米作りに励んできましたんですね。
そういうこともあって、米作りを通して人と自然の共生を目指す生物多様性農業の取組として『朱鷺と暮らす郷づくり認証制度』といったものを行っています。
お米の他にも、柿がかなり有名。
生産指導、出荷・販売体制も確立されていることから、新規参入者でも安心して取り組めるということを押し出しています。
こういった、魅力的な産業としての農業を押し出すだけでなく、佐渡市では移住希望者への住宅支援も行っているんですね。
やっぱり、移住してくる人(悪くいうと「よそ者」)に家を貸してくれたり…ってなかなか難しい。特に、地方だと。
なかなか『ボンビーガール』みたいな感じにはいかないんだよね。
ただ、佐渡市は「定住体験住宅」「空き家バンク制度」「若者定住家賃補助」「空き家改修費補助」などのサポートがあるんですね。
これはかなり魅力的。
こちらも、やはりウェブページで詳細を確認していただきたいので、リンクを貼っておきますね。
意外とありなんじゃないの?島への移住って

なんとな〜く憧れる『島への移住』とか『地方で農業』ってありますが、意外とハードルを高く感じがちですよね。
実際、ハードルは高いですし、人それぞれクリアしないといけないことはあるんですが、受け入れ自治体としてもいろいろなサポートがあるんですね。
だから、気になったら調べてみると楽しいですよね。
僕もいつかはそんなこともやってみないな、と夢見ています。