
場所は「六本木」「乃木坂」の間にある「国立新美術館」です。
ガラス張りの独特なフォルムの建物。
ここのカフェ、レストランが素敵なので紹介したいが、それはまた後日。
僕はあまり美術には詳しくはないのだが、美術館に行くのは好きです。
ジョルジュ・ジャックなんかの、いわゆる「キュビズム」っていうのは好きなんだけれど。
海外旅行に行ったら、だいたい美術館に行くんです。
サンクトペテルブルクではエルミタージュ美術館にも行ったよ。
さて、今回いってきた企画展は、きっと「現代アート」というジャンルになるのだろうかとおもいます。
不思議な形の陶器作品
パラパラ漫画
床に散りばめられた花の写真
など。
3年くらい前に六本木ヒルズの森美術館でやっていた企画展でも、現代アート的な作品を観ました。
その時から思っていたのは、「案外、映像作品が多いのだな」ということです。
映画?ドキュメンタリー番組?
「映像作品」
これがなかなか難しい。
(もちろん、車のタイヤでテーブルクロスにタイヤ痕をつける、という作品もあったが、これも非常に難しい)
なんだか、観ていると引きずりこまれるものがあるが、それはなんなのかがよくわからないんです。
それこそ、モネなんかを観て、「心惹きつけられる」というのとは違うんですよね。
音楽で言えば、ベートーヴェンからラヴェル、レスピーギなんかはわかるけど、武満徹は難しい、という感じだろうか。
ミュージカルを除いたバーンスタインもわからない(ユダヤ系の交響曲なんか)。
でも、なんだか引き込まれるものって、あるよね。
別に、鑑賞者がなにかの判断を下す必要はないから、「いい」「わるい」ではないとおもいます。
だから「感じる」だけでいいのかもしれません。
とはいえ、鑑賞して「心晴れやかになる」というものではなく、「琴線に触れる」という感じだろうと思う。
こういった「現代アート」を毛嫌いする人はいます。
僕は音楽をやるのだが、やはり「現代音楽」を毛嫌いする人はいます。
それはそれでいいと思うんです。
何を観て何を感じるかは、人それぞれだから。
ただ、現代アートとはなんだろうか?
そう思う1日でした。
そういう疑問は持ちつつも、感性が刺激される1日だったことには変わらなく、やはり美術館はいいものだとおもいます。
国立新美術館はバリアフリーもしっかりしていて、トイレも子供OKなのが有難いです。
実際、小さな子供連れで絵画鑑賞をしている家族も目立ちました。