なんとなく電車でどこかにいきたいけど、お金もないし目的地もこれといってないので、いわゆる「大回り」というやつで千葉北部をぐるっと回ってきました。
「大回り」というのは通称で、「大都市近郊区間内のみをご利用になる場合の特例」というそうです。
山手線で言えば、東京から新宿に行こうとした場合、中央線でまっすぐ向かってもいいし、山手線の内回り、外回りで行ってもいい。
どんな経路でいくにしろ、運賃は最短距離で計算されるという制度です。
この制度を利用して、今回はこんなコースで回ってきました。

千葉北部をぐるっと回って都心に戻るルートですね。
ナビタイムでもちゃんと最短経路で運賃計算されています。
本当に目的はありません。
ただただ電車に揺られているだけ。
(本を読んだり、ブログを書いたりしています)
乗り物の揺れが好きなんです。
総武線の成田空港行きは旧型E217系だったので、ボックスシート進行方向窓側に座ることができました。
途中、進行方向右側には幕張地区の車両基地なども見れて面白いんですよね。
千葉を過ぎたあたりから、のどかな景色のなかを足速に進んでいくのも気持ちがいいです。
終点の成田空港まで行ってしまうと、一筆書きのルールを逸脱してしまうので、途中の成田で下車。
成田線の我孫子行きに乗り換えます。


この路線は、単線区間でのどかな田園地帯を進むのですが、車両はE231系のロングシート車両。
なんとも味気ない。
トイレすらありません。
隣の番線には、なんか、都心では見られませんが、荷物扱いの車両がありました。


こちらは銚子行き電車、昔の京浜東北線車両ですね。
ボックスシートに改造されているのが羨ましいです。
成田線は平日の日中は利用者も少ないので、ロングシートの端っこでゆらゆらと電車に揺られます。
成田線って難しい駅名が多いですね。
下総松崎(しもうさまんざき)、木下(きおろし)、我孫子(あびこ)などなど。
土地柄なのでしょうか?
単線路線とはいえ、直線区間が多いのか、時速100キロのなかなかの快足で進んでいきます。
モーターもかなりの唸り声を上げています。
我孫子駅のインフォメーションによると、スカ線カラーの車両もあるみたいです。

最後は常磐線(快速・普通)の東京方面行き電車に乗り換えます。
成田駅から品川まで直通している電車もありますが、全てE231系のロングシート車両なので、ボックスシートのあるE531系に乗り換えます。
ボックスシートの車両が車で時間があったので、ホームの駅そばで唐揚げわかめそばをいただきました。
510円。
立ち食いそばでしたが、コロナ対策として立派なパーテションで区切られてました。
そして、唐揚げおおき過ぎ。
なんか、この弥生軒というお店は有名らしいです。


僕はグルテンNGだったので、帰宅したらお腹の調子がイマイチになりました。
こちらの上野行きに乗って、都心に戻ります。

平日昼過ぎの上り列車。
意外と混んでいて、ボックスシートになんとか座れたものの、立っているお客さんも大勢いました。
全工程の所要時間は3時間程度。
上野駅で改札を出られるか心配でしたが、問題ありませんでした。
改札に入ってから出るまで、区間や駅によって時間規制が異なるようですが、どこにも明確に書いてありません。
万が一(というか長距離長時間の場合はほぼ必ず)自動改札口を出られない場合は、有人改札で駅員さんに事情を説明して通してもらいましょう。
「大回りしてきました」と言いつつ、ナビタイムの画面を提示すれば問題ないはずです。
どうやら、別途料金を払えば特急電車や普通電車グリーン席も利用できるようなので(新幹線は不可)今度はそちらもチャレンジしてみようかなと思います。
最終目的地は上野公園にある「スターバックス上野恩賜公園店」です。
本日の職場?こちらにすることにしました。
【追伸】
スターバックスは平日の昼間だというのにめっちゃ混んでいました。
美術館や博物館、動物園にコンサートホールがありますから、平日でも老若男女賑わっているんですね。
残念ですが、僕は大人しく家に帰りました。