1歳と4歳の息子を連れて「特急さざなみ」に乗ってきました。
もちろんベビーカーもセットです。
東京駅京葉線ホームから出発して、房総方面に向かう特急です。
東京から房総方面に向かう特急は、この他にも「わかしお」「しおさい」があり、行き先がそれぞれ「内房方面」「外房方面」「銚子方面」と違います。
経由する路線も「京葉線」か「総武線」かという違いもあります。
といいつつ、使用される車両は「255系」と「E257系」の2系統で、列車によってほぼ固定されているようです。
僕が乗ったのは、京葉線東京駅15時ちょうど出発の255系で、9両編成でした。

先頭が1号車、一番後ろが9号車で、グリーン車は4号車、指定席は5号車です。
残りは全て自由席。
この特急はいつも空いている印象なので、指定席で狭い思いをするよりも、自由席でゆったりする方がいいのでは無いかな?と思います。
ベビーカーは持ち込めるのかどうか
結論から言うと、なんとかなりました。
ただ、かなり窮屈。。。

一応、デッキ部分に申し訳程度のラゲージスペースがありますが、サーフボードのような長いものを立てかけるようなスペースなので、そこにベビーカーを置くことは困難でしょう。
そんなわけで、ベビーカーは客室に持ち込むことになりますが、この有様です。
2人がけの座席を向かい合わせにして、その座席間にギリギリ収まるという状況。
使っているベビーカーは特に大きすぎるわけではないのですが、このような状況でした。
ちなみに、座席を向かい合わせにせず、座席間に押し込もうとしたところ、それは無理でした。
この日は(というかこの列車は?)自由席が非常に空いていたので、車掌さんからも「どうぞどうぞ〜4人分の座席をつかちゃってくださいね〜」というお声掛けをいただきまして、ありがたく4人分の座席を使用させていただきました。
特急料金はいくらになるのか
車掌さんにお願いすれば、車内でも特急券を購入することはできそうですが、事前に券売機で買ってしまいましょう。
僕は「東京〜蘇我」の自由席を大人1枚だったので520円でした。
幼児は座席を使用しない場合は特急料金も乗車券も必要ありません。
※ここは諸説ありますが、自由席の空いている席に幼児を座らせる場合は、お金はかかりません。
ちなみに、指定席の1座席に幼児1人を占有させる場合は子ども料金の購入が必須です。
この時も、自由席の空いている座席に幼児を座らせるという扱いになっているので、子ども2人分の乗車券と特急券は購入していません。
もちろん、車掌さんからのOKも頂いています。
(正確には、料金計算の規定により、OKが出なくても無料ですが…)
子どもは外の景色を楽しめるのか
房総方面に向かう特急は、一時期「房総ビューエクスプレス」というネーミングを打ち出していたので、眺めが良さそうな感じがしますが、結構厳しいです。
向かい走っていた「スーパービュー踊り子」には遠く及びません。


身長80センチ、1歳の息子が座席に立ったり、座ったりするとこんな感じです。
う〜ん、あんまり景色は楽しめないのかな?って言う感じです。
言うなれば、通勤電車の椅子に膝立ちで外を見るのと同じ感じだと思います。
身長100センチちょっとある4歳の息子も、椅子に座ると目の前は窓枠という感じでした。
ちなみに、東京発の場合、進行方向右側に葛西臨海公園の観覧車や、ディズニーリゾート、IKEA、東京湾が見れるのでなかなか車窓としては面白いんじゃないかなって思います。
特急に乗りたいだけならオトクに乗れる
そんな感じで、特急としての魅力はややイマイチながら、「パパ〜特急電車に乗りたいよ〜!」という子どもの要望を叶えるためには、結構便利な電車なんじゃないかと思います。
大都市近郊エリアの運賃計算の特例により、「東京→(京葉線経由)→蘇我→(総武線経由)→千葉→(総武線経由)→秋葉原など」というように、一筆書きで東京湾岸をぐるっと回ってくれば、乗車券は140〜160円で済みます。
(これは不正乗車ではありません、全く問題ありません)
ただし、東京駅まで戻ってくるのはNGです。
この仕組みは、こちらのブログでも紹介していますので、気になる方はどうぞ。

特急料金は520円で40分弱の特急体験ができるのは、お買い得かな?と思います。
東京始発なので自由席でも結構空いている
最初にも書きましたが、この列車は、編成のほとんどが自由席です。
そして、東京始発なので、発車の5分前にホームに到着すれば、問題なく座れるんじゃないかな?と思います。
京葉線特急は時間に余裕があるのか、出発よりもかなり早めに入線するようなので、ホームにも早めに着いておいた方がいいと思います。
ただ、先頭車で記念撮影をして、車両に乗り込んでも空席はかなりありました。
ただし、進行方向右側から埋まっていく様子です。
まとめ:お得で子どもは喜ぶけど、ベビーカーは注意
ちょっとした旅気分を味わうには、お手頃でいいんじゃないかな?と思います。
ご興味のある方は是非お試しあれ。