僕はよく、息子と一緒に出かけるときに電車を使う。
そりゃ葛飾区・新小岩に住んでいたら車なんて必要ないので、車は持っていない。
横浜に出かけるときなんかは、総武快速線・横須賀線を使うわけだが、普通車って混んでるんだよね。
だから、時々、グリーン車を使っちゃう。電車の真ん中くらいにつながっている「2階建車両」ね。
この車両、通常の運賃に600〜1,000円くらい追加すると乗れるんだけど(曜日と距離による)、これがなかなか秀逸。コスパが最高なわけ。
ただ、世の中には「小さな子供をグリーン車に乗せるってどうなの?」っていう人や、「そもそもどうやって利用するの?」って人もいる。
案外、子連れだと使っていいのかよくわからないっていう人がいるので、僕自身の経験を踏まえてご紹介します。
長時間の電車は子連れには辛い
当然ですが、つらい。
息子は電車好きではあるものの、やはり閉塞空間にずっと閉じこまれるのは嫌なようだ。もちろん、大人だって混んでる電車には乗りたくない。
そんなわけで、子供にとっては電車移動は結構しんどいのだ。
世の中で、どれほどの親が「子供の電車移動を平和にやり過ごすか」ということに苦心しているかを考えれば、分かることなのだが。
子供が、ぐずる。
まわりの視線。
子供は、さらにぐずる。。。
悪循環だ。。。
おまけに、幼児連れだと、荷物が多い。
リュックはパンパンだし、ベビーカーもある。そもそも幼児自体が特大サイズの荷物みたいなものだ。
これは、とても大変。
そんなわけで、可能ならば、グリーン車に乗ってしまうのが良い。
電車移動をアトラクションに!
うちの息子は電車が好きなわけだが、やはり「車窓を眺める」というのが良いらしい。
大人だって、満員電車でおじさんの頭皮をじっと見ているよりは、外の景色を見ていたいものだ。
そんなわけで、グリーン車を使ってしまう。
そうすると、いい感じの椅子に座りながら、快適に移動できる。
JR東日本近郊を走る電車(横須賀線・東海道線・総武線・宇都宮線・高崎線・常磐線など)には2階建てのグリーン車が2両連結されている。
椅子は、新幹線の普通列車みたいな感じのリクライニングシートだ。
さらに、2階建てというのもポイント。
2階席に座れば、駅のホームや景色を眺めることができる。
1階(地下)席に座れば、迫り来る線路や駅のホームの大迫力を堪能できる。
そんなわけで、電車移動がアトラクションになるわけだ。
我が家も、息子と比較的長距離を移動するときはグリーン車を使ってしまうのだが、なかなか快適だ。
息子も、こんな感じでご満悦だ。
幼児連れの場合の利用方法
グリーン車を利用するには、運賃の他に追加料金が発生する。
運賃というのは、いわゆる普通の切符代金のことで、Suicaで移動するなら、乗車駅から下車駅までにかかる(自動的に改札口で引かれる)代金のことだ。
それとは別に「グリーン料金」というものが発生する。
大人が普通に使う場合は、自分のグリーン料金を支払えば(事前にグリーン券情報をSuicaに書き込むなど)問題ない。
困るのは、幼児と2人で使うときに、どうすればいいのだ…?ということ。
基本的には、以下の要領で良い。
※混雑している場合はこの限りではないかもしれない
・大人は、自分の乗車駅から下車駅までの乗車券切符を買う(Suicaで問題ない)
・幼児は、大人の付き添いがあれば乗車券切符は必要ない(無料ということ)
グリーン料金はどうなるかというと…
・大人は、自分の乗車駅から下車駅までのグリーン券を購入する(Suicaに書き込む)
・幼児は、大人の付き添いがあればグリーン券は必要ない(無料ということ)
という要領だ。
つまり、幼児に関しては、グリーン車を利用してもお金が発生しない。
これは、膝乗せの場合だけではない。
幼児が1席占有する場合も、無料だ!!
なんということだ。
車内改札の時も心配しなくて良い。
幼児の分については、グリーンアテンダント(車掌)が、問題なく処理してくれる。
コスパ良し、使わない手はない!
大人と幼児がそれぞれ1人ずつの2人利用だと、グリーン料金は大人の1人分しかかからない。
グリーン料金は距離で決まるが、50キロまでだと570円(休日料金)だ。大体、1時間弱の乗車時間に匹敵する。
この570円を払えば、混雑とはおさらばできる。
しかも、リクライニングシートに座れる。
もちろん、お弁当を食べてもOKだ。
ベビーカーは畳んで足元に置いておけばよい。
トイレも、洗面台も車両端に設置されている。
絶対に、使わないなんてもったいない!
世の中には「子連れがグリーン車使うなんてバカじゃないか?」という意見もある。
そんなことは気にしなくて良い。
グリーン車を使った方が、みんなが幸せになれる場合だってあるのだ。