息子を連れて家族3人で石垣島に行ってきました。羽田から3時間以上のフライトです。
親戚に会いに、1時間半程度のフライトも経験しました。
当時の息子は8ヶ月くらいの赤ちゃん。飛行機って大丈夫なの?と心配でした。きっと、皆さんも心配でしょう。
そんなわけで、当時の経験をもとに、アドバイス記事を書いていきます。
「エコノミー」がいいか「クラスJ」がいいか
国内線の場合、幼児(3歳未満)はお金がかかりません。もちろん、膝上での利用に限りますが…。
そうすると、父親・母親・息子の3名の場合、大人2名料金で息子も一緒に搭乗できます。
で、膝上での利用だから、「エコノミークラスはしんどいのでは?」とか「クラスJの方がいいのか?」という疑問も湧いてきます。
我が家では、どちらのクラスも利用しました。
結論…
僕は大人2名なら「エコノミークラス」がいいと思います。
なぜなら…
まず、座席の形状を考えてみましょう。
エコノミークラスの座席は、確かに1席ずつのスペースはクラスJより狭いです。言ってしまえば、新幹線の普通車みたいなもんです。
かたや、クラスJの座席は、確かにゆったりしています。リクライニングも深いですし、立派な肘掛けもあります。新幹線のグリーン車みたいなもんです。
で、大人複数名の子連れの場合、決定的なポイントは「肘掛けが収納できるかどうか」なんです。
なぜか?
大人2名の場合、肘掛けを収納すると、2名分の座席がひとつながりの座席になります。よって、僕と妻の間に息子を座らせることができるのです。
もちろん、膝上で抱っこする場合は、ちょっと窮屈です。ただ、長時間のフライトだと、抱っこをやめて、椅子に座るような体勢をとらせることもあります。
そうなると、2名分の座席の間にちょこんと座らせるために、肘掛けを収納する必要があります。
で、これは「クラスJ」ではできません。どっしりした肘掛けはありますが、逆にその立派さゆえに、肘掛けの収納はできないのです。反面、「エコノミークラス」の座席では、離着陸時を除いて、肘掛けは収納できます。
そうすると「エコノミークラス」が良い!ということになるのです。
ちなみに「クラスJ」だと、1名分の座席の幅は広いのですが、2名分の座席をひとつながりで利用できません。そうすると、1名分の座席に、大人1名と子供1名ということになります。
そういうシチュエーションでは、「クラスJ」の座席幅って少し足りないんですよね。
もちろん、大人1名で幼児(乳児)を連れて行く場合は「クラスJ」の方が圧倒的に快適でしょう。
「窓側」がいいか「通路側」がいいか
これも悩ましい問題ですね。
子供は、窓の外を見たがる生き物です。
そんなわけで、「窓側」を選んでしまいそうですが…
「通路側」を選びましょう。
だって「飛行機に子連れで乗るのが心配だ…」と思ってこの記事を読んでいるのでしょう?
何が心配か?っていうと、「途中で子供がぐずったらどうしよう…周りの人に迷惑にならないだろうか…」が心配なんですよね?
子供がぐずった場合は、座席から離れて(緊急脱出して)気を紛らわすということがポイントになります。
そうすると、おのずと「通路側」という選択肢が残ります。「窓側」だと、子供を連れたまま座席を離れることは困難です。
そして、「景色が楽しいのは基本的に離着陸の一瞬だけ」なのです。巡航中は空しか見えません。
ちなみに、息子は寝ていて、窓の外の景色を楽しんでいた、ということはほとんどなかったです。
そして、大人も座りっぱなしは疲れるので、立ち上がれる「通路側」がオススメです。
「前方」がいいか「後方」がいいか
これはなんとも言えません。
使用機材にもよりますが、トイレ(またはギャレー、キッチン)が近い方がいいです。
A320などの小型の国内線機材であれば、後方にトイレがあるのでその近くがいいです。
逆にB767やB787などの大型機材であれば、中方にもトイレがあるので、その近くでもいいと思います。
とにかく、シートマップを見て、トイレが近い座席を選ぶのがベスト。
だいたいん飛行機の構造上、トイレの近くには非常扉があります。本当はあまり近付くのはよろしくないかもしれませんが、非常扉の小窓から外を見せるだけでも、子供は案外落ち着くんです。
泣いた時はどうする?
やはり、一時的に席を離れる、という手段が非常に有効です。
飛行機特有の閉塞感が嫌で泣き出す子もいますので、座席を離れて広いところ(トイレや非常扉の周り)に行くだけで気が紛れて落ち着くことも。
そして、客室から少し離れると泣き声も多少気にならなくなるので、大人の気持ちとしてもイイかもしれませんね。
この他に、お菓子やジュースをあげて気を紛らわせることも有効です。もしかすると、お腹が空いて、ぐずっているだけかもしれませんし。
あとは、動画を見せるという奥の手もありますね。
まとめ
小さな子供を連れての飛行機は、なかなか不安がつきまとうとは思います。
ですが、座席の選び方に注意することで、不安を小さくすることができます。
ポイントとしては、子供と一緒に座ることを踏まえて、座席クラスを選ぶこと。
そして、できれば「通路側」の「後方(またはトイレ周辺)」を選ぶことがポイントです。
では、楽しいフライトを!