子どもとお出かけできるスポットとして人気が高い、地下鉄博物館(ちかはく)についてご紹介します。
東京メトロを利用すると「地下鉄博物館(ちかはく)」のポスターやチラシを見たことがありませんか?
東京メトロが運営している博物館、通称「ちかはく」ですが、「実際に楽しめるの?」という疑問がありますよね。
そこで、当時2歳の息子を連れて遊びに行った時のレビューを含めて、こんな疑問にお答えします!
- 1日中遊んで楽しめるの?
- お昼ご飯はどこで食べればいいの?
- 駐車場はあるの?
- どこにあるの?料金と営業時間は?
地下鉄博物館(ちかはく)は一日中楽しめるおすすめスポット
駅から直結で雨でもOK、そして220円という破格で丸一日楽しめる、最高のスポットです。
これは本当におすすめ。
地下鉄の運転シュミレータやジオラマもあるので、子供も大人も楽しめます。
東京メトロに限らず、地下鉄に関する様々な展示があります。
博物館ですからね。
大昔に運行していた銀座線や丸ノ内線の車両展示もありました。



期間限定かもしれませんが、運が良ければ車内に入って見学することができます。
長男としては、運転席を覗き込めるのはとても楽しかったようです。
ちなみに、マネキンにはビビっていました。
他にも、鉄道模型ジオラマ、運転シュミレーター、掘削工事の展示など、多岐にわたる展示があります。
小さな子どもは、鉄道模型やジオラマをみて楽しめるし、中学生や大人は地下鉄の仕組みなどの技術的な展示も楽しめます。
クイズに答える簡単なテレビゲームもありました。
鉄道模型大型ジオラマは、1日に5回くらいだけ運転ショーがあり、ライトアップ+お姉さんのアナウンスに合わせて車両が動きます。
逆に、これ以外の時間は、車両は車庫に入っていて動いていません。
この他にも、鉄道シュミレーターにも多くの人が群がっていました。
運転シュミレーターは4つあり、銀座線・有楽町線・副都心線はTVモニターとコントローラーで成り立っている簡易的なも(昔の「電車でGo」的な)は、小さな子供は膝に乗せて体験できる。
もちろん無料です。
もう一つ、千代田線のシュミレーターは、本物の車両のカットモデルに乗り込んで、前方のスクリーンを見ながら操縦できるようです。
さらに、車両のカットモデル(運転台)が画面に合わせて揺れ動くみたい。
旅客機パイロット養成マシンさながらの、ムネアツなシュミレーターです。
ただ、これは小さな子供は安全上の理由から保護者がいないといけないので、親子2人だと体験は困難です。僕自身、泣く泣く体験を断念しました。
全体的な所要時間ですが、駆け足で見れば30分で一回りはできます。
逆に、しっかりと展示を楽しむと2時間くらいは潰せます。
子供の様子を見ながら、時間はフレキシブルに楽しめると思います。
ただ、大型ジオラマの運転ショーを見ようと思うと「待ち時間+ショー時間」で30分以上かかるので、必然的に1時間以上の滞在になります。
僕と息子と一緒に、午前中に2時間弱滞在して楽しむ、疲れた息子は昼過ぎにお昼寝に入る、という流れにうまくマッチしました。
お昼ごはんはどこで食べられるの?
地下鉄博物館は格安の入場料であることと、高架駅の1階部分にあるというためか、結構シンプルな構造・レイアウトになっています。
なので、大宮にある「鉄道博物館」やのようにレストランがあったり…という豪華な設備はありません。

残念ながら、東向島の東武博物館のような、広々としたスペースはありませんでした。

とはいえ、博物館の奥には休憩エリアがあります。
「地元の児童館の飲食スペース」や「ふた昔前の文化会館の休憩所」という感じの、ざっくりした空間です。
ビニール張りの簡素な長椅子とテーブルが8組くらい、あとは飲み物の自動販売機があります。
お昼時には、多くの家族で賑わっていて、みんなお弁当を持ってきて食べているようです。
なので、地下鉄博物館でお昼を過ごすとなると、外から食料を持ってくる必要があります。
ちなみに、こちらは『レストランでなく休憩スペース』という扱いなので、お昼時でも休憩しているだけ、という人たちも案外多いです。
場合によっては、テーブルを確保するのに少し待たないといけませんね。
休憩エリアとは別に、壁際にビニール張りの長椅子があるので、そこで昼食をとるということも可能です。
博物館の外に出てしまえば、葛西駅周辺にはチェーンのファミレスやファストフードもあるので、そこを利用するのもアリですね。
ただし、「東武博物館」のように再入場はできないので要注意です。
写真がなくてゴメンなさい…。
駐車場はあるの?
専用の駐車場がありますが、かなり台数が限られているようです。
場所はこちらの画像の通りです。

詳細は、公式ウェブページを参照ください。
アクセス・料金など
東京メトロ東西線葛西駅(東西線の快速列車はとまりません)下車して、「環7通り東側 <地下鉄博物館> 方面出口改札」を出ます。
その後、階段を左へ降りて正面が入り口です。
もしくは、中央改札を出て環七通りの横断歩道を渡り正面が入り口です。
つまり、駅から徒歩0分ですね。
料金
- 大人:220円
- こども:100円 (※満4歳以上中学生まで)
入場料は大人220円ってかなり驚きですよね。
ディズニーリゾート内の飲み物よりも安いです笑。
そんな破格であるのにも関わらず、地下鉄(主に東京メトロ)に関する様々な展示、ジオラマ、運転シュミレーター、掘削工事の様子、などが楽しめる、すごい施設です。
すごくおすすめ。
補足情報①トイレ事情
まだまだ世の中には、「男子トイレ(男性トイレ)にはオムツ換えスペースがない!」なんてところも多いですね…
ずばり、これが「父親と子供の2人」で外出をする時にもっともハードルの高い難関だと思っています。
ありがたいことに、地下鉄博物館の「男子トイレ(男性トイレ)」には、オムツ替えシートが1台あります。
1台だと少々使い勝手が悪いと思われそうですが、おそらく「女子トイレ(女性トイレ)」にもオムツ替えシートがあるので、意外と稼働率はちょうど良いかんじ。
タイミングが悪いと1、2人の先客がいるかもしれないが、ある程度は我慢ですね。
ありがたいことに「男性トイレ」と「女性トイレ」の入り口のあいだの部分に、「子供用トイレ」があります!
小さな洋式便座、小さな男の子用便器があります。
2〜4歳くらいの子供がいたら、ぜひ利用したいですね。
補足情報②ベビーカー問題
ベビーカーを持っていくかどうか、という問題も必ず付きまとうわけです。
やはり2歳以下の小さい子を連れている親は、ベビーカーを使っている人が多い印象でした。
ただ、特別にベビーカー置き場があるわけではないので、基本的には「ベビーカーと一緒に館内を移動する」ということになります。
※大宮の「鉄道博物館」にはベビーカー置き場があります

博物館内の通路は比較的広めなので、通行自体には問題はないです。
ただし、一部の展示が階段の先にあったりして、そこへいくにはベビーカーは入れない…という困ったことも発生します。
※地下鉄トンネル掘削展示、鉄道車両ドアやモータの展示など
なので、これらの展示を見にいく場合は、ベビーカーを階段の手前に置いておく、という対応が必要です。
展示の手前までベビーカーを持っていくというのは、階段周辺のスペース上の問題で難しいのです。
よって「保護者が2人いる」ないし「ベビーカーの取り回しに非常に慣れている」わけでなければ、ベビーカーは無い方が行動しやすいと思います。
補足情報③混み具合
5月3日と12月29日という、連休中の休日に来館したが、「激混みで全く展示が見られない!」ということはないです。
逆に、大型連休だから、あえて「地下鉄博物館にはいかない」という人も多いのかもしれません。ただ、いつ行っても「まあこんなもんか」という混み具合だと、勝手に思っています。
大型ジオラマの運転ショーは15分くらい前に向かえば、ベストポジションは確保できました。10分前から徐々に人が増えてくる、という感じです。
まとめ:地下鉄博物館はお手ごろで楽しいお出かけスポット
220円という破格で、かなりたくさんの展示が楽しめるのが、この地下鉄博物館です。
子供も楽しめますが、大人も案外楽しめるので、結構おすすめです。
ぜひ、お試しあれ。